一般社団法人
日本介護支援専門員協会
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3月11日に寄せて(会長 柴口里則)

 

3月11日に寄せて

 

会長 柴口 里則

 

東日本大震災の発生から9年が経ちました。

今年は新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、政府の追悼式をはじめ各地における追悼のつどいが中止又は規模縮小になっています。式典が開催されなくても、犠牲になられた方々を悼む気持ちと、大切な人を亡くされた方々や、今なお不自由な暮らしを余儀なくされている方々へ寄せる心に何ら変わりはありません。

 

生活の再建、未来への希望が育まれている一方で、ふるさとに戻りたくても戻れない方々がいらっしゃいます。風評被害や差別・偏見はいまだに残っています。これらが現実であることを受け止めながら、今年も忘れ得ぬこの日の午後2時46分に黙とうを捧げます。

 

大きな犠牲のもとに、私ども専門職は日頃の防災・減災がいかに大切であるかを学びました。昨年は大雨被害や台風被害などの自然災害も相次ぎましたが、災害支援活動においては少なからず教訓が活かされてきていることも感じています。経験したことを忘れることなく、今後も訓練や研修、災害支援活動の向上を目指した活動を続けてまいります。

 

現下においては新たなウイルスとの対峙を迫られています。とりわけご高齢の方々の心身の状況が深く心にかかります。手洗いなどで減らせるリスクは徹底して、今こそ「がんばろう、日本」の気持ちを込めて、幾多の困難を乗り越えていけたらと思っています。

 

 令和2年3月11日記

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