令和２年３月４日

会員の皆様へ

一般社団法人　　　　　
日本介護支援専門員協会
会長　柴口　里則　　　

新型コロナウイルス感染症に関連してお伝えしたいこと

 
　各地において新型コロナウイルス感染症の拡大が懸念され、会員の皆様におかれましても、感染予防対策に最善を尽くした緊張しながらの日々が続いていることと存じます。小学校、中学校、高等学校、特別支援学校等の休校により、業務に支障を来している方もいらっしゃると思います。このような状況の中で、利用者や地域を支えている皆様に対し、心より敬意を表します。
 
　国民の不安が募る一方で、インターネットやSNS等による根拠のない情報も出回り、偏見や差別的発言も見受けられることは周知のとおりです。このような時に思い起こすのは介護支援専門員倫理綱領であり、日々の業務に追われて失念しがちなものだけに、私も繰り返し胸に刻んで行動いたします。
 
　業務に従事する上で、非常事態ならではのお問い合わせもいただいております。具体的には、介護支援専門員専門員が利用者と面談できないケースの対応です。これについては所管の厚生労働省老健局振興課に「利用者の居宅を訪問できない等、やむを得ず一時的に基準による運用が困難な場合」に該当する旨の確認を取り、現場の混乱が起こらないようにホームページ（会員専用サイト）やメールマガジンを活用して発信しております。
 
　サービス担当者会議の開催については、そもそも運営基準に「やむを得ない理由」がある場合は、担当者等に対する照会等により意見を求めることができるとなっており、今回もこれに該当しますが、感染拡大防止の観点から臨時的に柔軟に対応することを可能とする事務連絡が発出されたところです。当協会では、今後も最新の情報を発信していきますのでホームページやメールマガジンを参考にしていただければと思います。
 
　会員の皆様におかれましては、ご自身の体調にも十分ご留意いただきながら、引続き冷静な判断と適切な対応をお願い申し上げます。