令和3年6月27日
現在、社会保障制度のあり方が問われる中で、介護保険制度も大きな変革期を迎えています。 介護支援専門員(ケアマネジャー)についても、厳しい環境におかれている中で、介護支援専門員が「魅力ある職種」であり続けるためには、まだ様々な課題が残されています。
介護支援専門員は、介護保険の理念に従って、利用者の自立支援に資する業務を公正中立に遂行しております。利用者・家族からの信頼を裏切らないためにも、さらなる質の向上を目指すことが、今後の介護支援専門員の社会的地位の向上に大きな影響を与えると考えます。
当協会は、真摯に利用者・家族、地域と向き合う介護支援専門員の社会的地位向上を実現させて行くことが責務である考えています。国民の暮らしを守り、国民誰もが安心して住み慣れた環境で生活を続けていくために、また、それぞれの職域や地域で活躍する介護支援専門員のために、全員参加型の組織づくりを念頭に、ケアマネジメントの質の向上と効果の実現を目指し、実りのある提言と発信を行います。
介護支援専門員という尊い仕事の原点を踏まえつつ、皆様が地域の中で日々孤軍奮闘し、素晴らしいチームを築き、その扇の要として力を尽くされているのと同じように、私は、この大きなチームの扇の要となり、引き続き責務を果たせるよう尽力いたしますので、よろしくお願いいたします。
一般社団法人 日本介護支援専門員協会
会長 柴口里則