令和04年6月26日
急速に高齢化が進行するわが国において、高齢者が住みなれた地域で自立した生活を継続するためには、生活全般を支える質の高い介護サービスが提供される必要があります。
介護保険制度は、自己決定権の尊重、生活の継続及び自立支援を基本理念として創設され、介護支援専門員は、こうした理念を実現するために、高い倫理観のもとに、利用者の立場に立った質の高いケアマネジメントを実践してきました。
今般の介護保険制度改正においては、介護サービスの量から質への転換や介護予防重視型システムへの転換など、介護保険制度施行後5年間の検証を経て、地域を重視した新たな仕組みづくりが求められております。その中で、介護支援専門員の果たす役割は、地域における介護予防の推進、ケアの継続性及び包括性の確保、保健・医療・福祉の多職種協働の推進など、ますます重要になることが予測されます。
こうした背景のなかで、多様化する利用者ニーズに対応し、質の高い介護サービスが提供されるようにするためには、一人ひとりの介護支援専門員の 資質を高めるとともに、関係団体との連携・協力を推進する必要があります。
そこで、全国の介護支援専門員のネットワークを構築し、介護支援専門員の資質の向上と地位の確立を図ることにより、もって国民の保健医療の向上と福祉の増進に寄与することを目的として、ここに日本介護支援専門員協会を設立いたしました。
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ロゴマーク
Japanの「J」を人と見立て、Managerの「m」をハートにし包み込み、あたたかさをやさしいケアの色使いで表現。
平成19年12月に公募と会員投票により決定しました。