平成30年8月27日
近年の住宅火災における死者数は、1000人前後を推移しており、このうち約7割が65歳以上の高齢者となっています。高齢化の進展とともに、住宅火災による高齢者の死者数増加が懸念されることから、消防庁は、「敬老の日に「火の用心」の贈り物」をキャッチフレーズに「住宅防火・防災キャンペーン」が実施されます。
死者の発生した住宅火災を原因別に見ると、たばこやストーブ、ガスこんろに起因するものが多く、このうち、死者が最も多く発生しているたばこ火災では、寝たばこによるふとん類への着火が主な原因となっています。
高齢者を火災から守るためには、火災を起こさないことはもちろんですが、万が一、火災が起こってしまった場合でも、「早く知る!」、「早く消す!」、「火を拡大させない!」ことが重要です。
消防庁では、9月1日(土)から9月21日(金)まで、『敬老の日に「火の用心」の贈り物』をキャッチフレーズに、「住宅用火災警報器」や「住宅用消火器」、「燃えにくい防炎品(※)」を高齢者にプレゼントすることや、ご家庭に設置されている住宅用火災警報器の点検をご家族等が高齢者の代わりに行うことなどを推進する「住宅防火・防災キャンペーン」を実施しています。当協会は、協賛団体として協力しています。
(※)防炎品には、カーテンやじゅうたんのほか、パジャマやエプロンといった衣 類や枕、布団カバー、敷布団といった寝具、アームカバーなどがあり、燃えにくく作られているため、火災を防ぐ上で有効です。