平成29年9月19日
日本全国の医療保険のレセプトデータ、特定健診・保健指導データを収集した「ナショナルデータベース(NDB)オープンデータ」が公開されました。平成23年以降、行政機関や研究者に提供されてきましたが、様々な用途で利活用ができるように昨年度から厚労省ホームページ上で公表され、今回が2回目です。
昨年度の社会保障審議会介護保険部会では、介護レセプトデータや要介護認定データなどを集積している「介護保険総合データベース」をNDBと連結して、医療・介護政策を総合的に進めるために活用することが議論されています。(※1)
厚生労働省からは、本年7月に「国民の健康確保のためのビッグデータ活用推進に関するデータヘルス改革推進計画」とその「工程表」が公開されました。(※2)NDB、介護DB、DPC等のビッグデータを連結し、一つの「保健医療プラットフォーム」として平成33年度から本格稼働する計画です。
例えば、過去の健診歴、治療歴、投薬歴、介護歴等を連結して、引越ししても医療機関が変わっても一元化したデータを活用できるように構築したり、検査値や行動変容への影響を検証し、重症化・重度化予防、予後予測等に活用することも考えられています。
該当は、資料4と参考資料4です。