平成21年12月4日
12月4日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)の基本問題小委員会において、「介護保険との連携」について議論されました。
論点は次の2点です。
(1)入院後早期から退院後の生活を見通し、適切にケアマネジャーと連携を行う取組みについて、
診療報酬上の評価をどう考えるか。
(2)老人保健施設ががん患者をより積極的に受け入れやすくする取組みについて、
診療報酬上の評価をどう考えるか。
本年4月の介護報酬改定で新設された居宅介護支援費の「医療連携加算」の裏打ちを診療報酬でも行うということで、入院早期から連携をとれば双方に点数がつくという方向性で議論が進められました。当協会においてもこれまでに様々な働きかけをしていますが、介護保険側から連携を進める働きに医療保険側が呼応する形になりそうです。
厚労省保険局の佐藤医療課長は「単に退院につなげるだけであれば、MSWや医師・看護師の努力に頼るところだが、実際に退院後の介護サービスの入り口はケアプランなので、ケアマネとの連携が重要と考えて議論をいただくこととした」と話しています。
議論の詳細は、メールマガジン第96号(パソコン版)に掲載しました。
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以上。