平成18年12月11日
社団法人日本看護協会より「保健医療福祉施設における暴力対策指針―看護者のために―」を作成したとの案内が届きましたのでお知らせいたします。
同協会が2004年に看護師や介護職員を対象に行った実態調査によると、保健医療福祉施設に勤務する職員のうち3割以上が身体的暴力および言葉の暴力を受けており「職場ではよくある」と認識していること、「職場内の暴力を防止する対策が不十分」であることが明らかになりました。特に、身体的暴力は高齢者施設での発生率が最も高いという報告もされています。
これを受けて同協会では看護職員の安全確保の取り組みのひとつとして暴力対策指針を作成されました。リスクの把握、分析、対応、評価といったマネジメントプロセスに沿った組織的な対策が明記されており、保健医療福祉分野の全ての現場で活用できる内容となっております。
参考となる「暴力対策フローチャート」および「病院における安全管理体制整備のポイント(全体像)」を以下に掲載いたしましたが、同協会のホームページ(>看護実践情報>ガイドライン)に指針の全文が掲載されておりますので、こちらもぜひ参考になさってください。
「暴力対策フローチャート」「病院における安全管理体制整備のポイント(全体像)」 社団法人日本看護協会ホームページ
以上。